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>精油の歴史と神話>第11〜15回
第11回 カユプテ
カユプテは東洋ではきわめて多くの用途に使用されており、料理用の鍋に入ると共に化粧品と香水の成分としても利用されています。
この植物はその消毒特性のために尊ばれ、マラヤ、インド、中国で長いこと家庭療法に使われてきました。
これは胃の各種の障害と皮膚病に対する万能薬とみなされ、さらにリウマチとコレラの伝統的な治療剤でもありました。
第12回 ガーリック(ニンニク)
ガーリックは長寿を授けるという評判があります。
フェニキアの船乗りたちは、長い船旅をするときはこれを大量に荷として載せ病気にならないようにしました。
エジプト人はコレラやチフスのような疾病に対してこれを使用し、古代ギリシャ人はこれが不妊症に効くと考えていました。
ギリシャ人のレスラーたちは試合の前によくガーリックの片鱗を数個飲んで自分に力と勇気を与えていました。
これは相手をおじけづかせるのにも役立ったに相違ありません。
この植物は漢方医薬でもひろく使いました。
第13回 カルダモン
カルダモンはインドで古くから香味料として、また医薬として使用されてきました。
これは消化器系によい効果を発揮し、痔疾の苦痛を和らげ、黄疸と泌尿器のいろいろな病気を好転させると広く考えられていました。
エジプト人はこれを香辛料と薫香に使う方がよいと思いました。
でも今日のエジプトではカルダモンはよくコーヒー豆と一緒に挽いた形で飲用されています。
ローマ人は贅をつくした宴会のあとで胃の働きを助けるのにこれを使いました。
アラブ人たちもこれに消化を促す特性があることでローマ人と意見を同じくしています。
アラブ人はまたこれが効き目のある催淫剤だとも考えていました。
第14回 ガルバナム
ガルバナムはかなり神秘的な力をおよぼす、古代に讃えられた薫香でした。
これには軽い催眠作用があって、瞑想を行うときに助けになるものとしてよく使用されます。
これが神聖な油の成分の1つとして広く使われていたことは確かです。
旧約聖書でも出エジプト記などにガルバナムを乳香、スタクテなどと混ぜ合わせて、幕屋(ユダヤ人の移動神殿)のなかで用いたことが述べられています。
ガルバナムには強力な防腐特性があることから、エジプト人はこれを遺体の防腐保蔵剤の1つとして使用しました。
第15回 カンファー
極東のいくつかの文明社会では、これを神々に献じられた木と考えていました。 そして、宗教上の目的でよくこれを使いました。
戦いの英雄たちは、この葉で作った冠を授けられました。
また、遺体の防腐保蔵にも広く用いられました。
中国人はクスノキの強い芳香が気に入って、これをベトナムから輸入して船の建造に、また寺院の建立に使用しました。
むかしペルシャでは龍脳の疾病に対するパワフルな薬剤とみなしていました。
ペルシャの国王、クロスロエス2世は龍脳をとても珍重して、バビロンの王宮の宝物の1つとして秘蔵していたほどです。
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