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>精油の歴史と神話>第1〜5回
第1回 アニス
アニスは古代のいろいろな文明で、とりわけ中東で栄えた文明世界で尊ばれました。
エジプト人はアニスの種子をパン作りに使いました。
ローマ人は催淫剤として使ったり、 「ムスタケウス」というスパイシーなケーキに使いました。
ギリシャ人は消化管に鎮静作用があることを知っていました。
このほかにインドでは、この種子を噛んで息を芳ばしくしていました。
第2回 アミリス
アミリスの木材は、たっぷりと油分を含んでいるために、まるでキャンドルのように燃えます。 そのため、アミリスには「キャンドルウッド」という俗称があります。
ハイティの海岸では漁師たちがこの枝をたいまつとして使って海でカニを獲っていました。
夜間、旅をする村人たちは、山の住かで収穫した農産物を年へ運ぶときに、アミリスの枝を燃やして夜道を照らしたようです。
この精油は主として香水の保留剤として、また石けんと化粧品の成分として利用されてきました。
第3回 アンジェリカ
アンジェリカは16世紀のいつごろかに、北アフリカの土地をでてヨーロッパの比較的温暖な地域に広がりました。
天使長聖ミカエルの日である5月8日に最初に花を咲かせていらい、この植物は神秘的な儀式に使用されてきました。
これが修道院のなかによく生えていて、古い住居で「エンジェルグラス(天使の草)」という名前で通っていたのも驚くにあたらないことです。
これはジンと香水の香り付けによく使われましたし、また、伝統的にこれを砂糖付けにしてケーキの飾りや菓子類に用いています。
第4回 安息香(ベンゾイン)
この芳香のあるガムは、何百年もの間、化粧品に使われてきました。
古代のいろいろな文明の下では、これが悪霊を追い払うすばらしい力のある薬と考えられ、燻蒸(くんじょう・・・いぶすこと。)と薫香(くんこう・・・香料を使ってつくり、くゆらせてよいにおいを出させるもの。)とでよく用いられました。
今日では、これは香水の保留剤にひんぱんに利用されています。
第5回 イモーテル(ヘリクライサム)
ダルマティアでは、1908年にイモーテル油の生産を始めました。
これと近縁のヘリクライサムから得られる精油もイモーテル油と似た科学的な特性を持っており、この両方の原料植物はいっしょに蒸留されることがよくあります。
溶剤を使用するとアブソリュートが得られます。
この作業は大部分、フランスのグラース地方で行われています。
この植物はドライフラワー製の装飾品としても人気があります。
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